40代女性で急に汗かきになった場合は、更年期障害の始まりのサインかもしれません。
少しの気温の変化だけで、体がほてったり汗かきになるのは多くの40代女性が経験する悩みでもあります。
ここでは汗かきになる原因と対策について調べてみましょう。
40代後半になるとほとんどの女性は更年期障害を経験します。
更年期障害は、睡眠不足や抜け毛、体のほてりや汗かきなど身体にさまざまな影響を与えることで知られています。これらの症状は、卵巣の機能が低下し女性ホルモンの分泌量が減少することで引き起こされます。
女性ホルモンであるエストロゲンは、体の代謝を含めさまざまな機能と深く関わり合っています。
エストロゲンが減少すると、自律神経が乱れやすくなり体温調節も上手くコントロールできなくなってしまいます。そのため女性ホルモンが減少してくる更年期には、汗をかきやすくなってしまうのですね。
冬なのに汗を大量にかいてしまうこともあるでしょう。人前に出ると急にほてりを感じて汗をかくので、恥ずかしい思いをすることもあるかもしれません。
体がほてると汗かきになるので、体を冷やしたくなりますがそうするのは逆効果です。
更年期には自律神経の乱れが汗かきの原因となることがあるので、自律神経を整えることで対処していきましょう。
お風呂にゆっくり入る習慣は自律神経を整えるのに役立ちます。ややぬるめの温度のお湯に浸かると、副交感神経が高まりリラックス効果があります。
熱いお風呂に入ると交感神経が活発になってしまうため、夜になかなか寝付けなくなるかもしれません。40℃以下のぬるめのお風呂に入り、入浴後1時間以内に眠るようにすれば快眠しやすくなるでしょう。
就寝前はテレビを見ると寝つきが悪くなるので、ハーブティーを飲んだりアロマをたいたりしてリラックスして布団に入ることができます。
質の良い睡眠を取っていくなら自律神経を整えることができるでしょう。
外出先や仕事先で急に汗をかいてしまう場合に備えて、ウェットティッシュやミニタオルをいつも携帯しておくと良いでしょう。
汗をかくと洋服にも汗染みがついてしまうので、汗取りパットを使用すると便利です。
体を締め付ける下着を着用するのではなく、ゆったりとした下着や服を着用するなら体がほてるのを抑えることができます。
更年期に経験する汗かきはエストロゲンの減少によって生じるので、食事によってエストロゲンの働きを補うこともできます。
イソフラボンを摂取すると女性ホルモンの働きが補われ、更年期障害の辛い症状が和らぐと言われています。普段の食生活で、イソフラボンが多く含まれる大豆食品を取り入れることができますね。
納豆や豆腐、味噌や豆乳などの食品を積極的に取り入れるのもホルモンバランスを整える効果があるでしょう。
汗かきは更年期の女性が抱える悩みです。
まずは自律神経を整えホルモンバランスを安定させることにより対処していきましょう。